談山神社(たんざんじんじゃ)の社号は、中大兄皇子と中臣鎌足が多武峰(とうのみね)の山中で蘇我入鹿討伐の談合を行い、のちに「談(かたら)い山」または「談所ヶ森(だんじょのもり)」と呼ばれたことに由来します。
鎌足の死後、長男で僧侶の定慧(じょうえ)が父の墓を多武峰に移し、十三重塔をを建立したのが起源で、大宝元年(701年)には次男の不比等によって神殿が創建されました。
祭神
中臣鎌足(藤原鎌足)
ご利益
出世開運
神仏分離令以前は「妙楽寺」というお寺だったので、神社というものの仏教らしい建物が見所の一つとなっています。十三重塔は室町時代に再建されたものですが、現存する世界唯一の木造の十三重塔で、国の重要文化財にも指定されています。
国宝
大和国粟原寺三重塔伏鉢(やまとのくにおうばらでらさんじゅうのとうふくばち)
国の重要文化財
本殿・拝殿・楼門・権殿・十三重塔 他多数
鎌足と中大兄皇子が蹴鞠を通じて出会ったという故事から、「けまり祭」が年2回行われます。また、秋は紅葉の名所として有名で、標高が高いことから春は遅咲きの桜を楽しむことができます。また、大和七福八宝めぐりの一つでもあります。
大和七福八宝めぐりとは
三輪明神
長谷寺
信貴山朝護孫子寺
當麻寺中之坊
安倍文殊院
おふさ観音
談山神社
久米寺
桜井市多武峰319
0744-49-0001
JR万葉まほろば線・近鉄大阪線桜井駅よりバス約25分「談山神社」バス停下車
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