渋谷向山古墳(景行天皇陵)

景行天皇陵全景景行天皇山邊道上陵 拝所景行天皇陵空撮

渋谷向山古墳(しぶたにむかいやまこふん)は「山辺道上陵(やまのべのみちのえのみささぎ、山邊道上陵)」として宮内庁より第12代景行天皇の陵に治定されています。古墳時代前期後半(4世紀後半頃)の築造と推定される前方後円墳。墳丘の長さは300mで全国では第8位の規模になります。

書紀によると、景行天皇は熊襲の反乱を平定するため自ら九州へ赴き7年にわたって転戦しました。その後、再び熊襲が反乱を起こしたため、今度は皇子の日本武尊(やまとたけるのみこと)を派遣して平定させたとされています。

行燈山古墳と同様陪塚が3基あります。なかでも「上の山古墳(うえのやまこふん)」は墳丘長が144mもある前方後円墳で、陪塚とは思えないほど立派な古墳です。他の二つは、直径35mほどの円墳「丸山古墳」、一辺長35mほどの方墳「赤坂古墳」となっています。

渋谷向山古墳は周濠を一周することができて、シーズンになるとハイキングを楽しむ人で賑わいます。訪れた際は、周辺ののどかな風景を楽しみながら、その大きさを実感することをおすすめします。 

天理市渋谷町
0744-22-3338(宮内庁書陵部畝傍陵墓監区事務所)
JR万葉まほろば線巻向駅より徒歩10分


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