世尊寺(せそんじ)は、厩戸皇子が建立した48カ所寺の一つと伝えられ、古くは「比蘇(比曽)寺」「現光寺」「栗天奉寺(りってんほうじ)」などと呼ばれていました。『日本書紀』の「〜今吉野寺放光樟像也」の一文にいう「吉野寺」の事だとされ、日本でもっとも古い仏像の伝承を残すお寺です。
「現光寺」の名前の由来ともなった伝承の一部をウィキペディアから引用させていただきます。
ご本尊の阿弥陀如来座像に関してここから引用
日本書紀巻第十九 欽明天皇の条。治世14年夏5月
河内国から「泉郡の茅渟(ちぬ)の海(大阪湾)から、雅楽の音が聞こえ、それは雷のように響くほどで、また、麗しく照り輝き日の光のようです」との報告があった。天皇はあやしんで、溝辺直(いけべのあたい)を使わし、海の中を探させた。溝辺直は海の中で照り輝く樟木を見つけ、これを取って持ち帰り、天皇に奉った。天皇は匠に命じて、仏像2体を造らせた。これが今の吉野寺に光を放っている樟の仏像である。
(引用終了)
かつての寺域は「比曽寺跡」として、国の史跡に指定されています。
吉野郡大淀町比曽762
0746-32-5976
近鉄吉野線大和上市駅よりタクシー
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