「おおたたねこじんじゃ」と読みます。大神神社(おおみわじんじゃ)の摂社で「若宮さん」として知られています。祭神の大直禰子命(おおたたねこのみこと)は大物主神の子で、少彦名命(すくなひこなのみこと)と活玉依姫命(いくたまよりひめのみこと)の二柱を配祀しています。
第10代崇神天皇の時代、疫病が国中で大流行した時、天皇の夢にあらわれた大物主神の神託により、茅渟県(ちぬのあがた)陶邑(すえむら=現在の堺市)にいた大直禰子命が見出され、大物主神を祀る神主にされると疫病は治まり国が平和に栄えたとされます。
本殿は明治以前に大神神社の神宮寺であった大御輪寺の本堂だったとされ、国の重要文化財に指定されています。明治時代の神仏分離令により、若宮社となりました。
主祭神
大直禰子命(おおたたねこのみこと=大田田根子)
–書紀では大物主神の子供、古事記では大物主神の4世孫とされています
配祀
少彦名命
–大国主と共に国を造った国造りの神です
活玉依姫命
–大田田根子の母
桜井市三輪
0744-42-6633(大神神社)
JR万葉まほろば線三輪駅より徒歩10分
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