多神社

多神社拝殿多神社本殿

正式名称は多坐弥志理都比子神社(おおにますみしりつひこじんじゃ)といい、一般的に多神社(おおじんじゃ)と呼ばれ、多社、多坐神社、太社、意富社とも書かれます。記紀神話では「神八井耳命は皇位を弟に譲り、自らは神祇を祭る」とあり、創祀としています。

当地は「多氏」一族の拠点であり「古事記」の編纂者である太安万侶は多氏の出身です。太安万侶の代に、氏の表記を「多」から「太」に改めましたが、また「多」に戻りました。

主祭神
第一社 神倭磐余彦尊(かむやまといわれびこのみこと)
第二社 神八井耳命(かむやいみみのみこと)
第三社 神沼河耳命(かむぬなかわみみのみこと)
第四社 姫御神(玉依姫命)
*神八井耳命は多氏の祖で神日本磐余彦尊=神武天皇の第2皇子。神沼河耳命は神八井耳命の弟で後の第2代綏靖天皇。玉依姫は神武天皇の母で神八井耳命の祖母

多神社本殿は、東西に一間社が並ぶ四殿配祀の一間社春日造です。第一・二殿が1735年、第三・四殿が18世紀中頃の建造です。境内には弥生時代の多遺跡と呼ばれる遺跡があり、発掘品の一部や太安万侶関連資料を展示する資料館もあります。

多神社から南におよそ200mの場所には、太安万侶を主祭神とする摂社「小杜神社」が鎮座しています。あわせてお参りすると良いでしょう。

磯城郡田原本町多570-4
0744-33-2155
近鉄橿原線笠縫駅より徒歩20分


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