賣太神社

賣太神社拝殿

賣太神社(めたじんじゃ)は「古事記」を詠み習わせた稗田阿礼を祀る神社です。稗田は天鈿女命を祖とする猿女君稗田氏の本拠地であり、祖先の廟祠として推古朝時代までには創建されたものとみられます。

かつてこの神社は平城京の羅城門付近にあり、道祖神としての役割もあったとされます。延喜式神名帳には「大和国添上郡 賣太神社」と記載され小社に列しています。

主祭神
稗田阿礼

配祀
天鈿女命(あめのうずめのみこと)
猿田彦命(さるたひこのみこと)

稗田阿礼は聡明で記憶力に優れていたとされ、現代では学問の神様として信仰を集めています。天鈿女命は芸能の始祖神、猿田彦命は土地・方位の神で、天鈿女命の夫神です。

稗田氏は、天石窟(あまのいわや)や天孫降臨の神話に登場する天鈿女命を祖とし、宮中の鎮魂祭という儀式で舞う女性を献上した猿女君(さるめのきみ)の一族とされています。

毎年8月16日に行われる阿礼祭(あれいさい)は、稗田阿礼の遺徳を偲ぶお祭りです。児童文学者の久留島武彦氏が、アンデルセンに匹敵する「話の神様」は稗田阿礼が最もふさわしいとして、全国各地の童話家の協力のもと昭和5年(1930年)に始めました。

大和郡山市稗田町319
0743-52-4669
JR大和路線郡山駅より徒歩20分


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