小杜神社

小杜神社社殿

周辺に数多く鎮座する多神社の境外摂社の一つ。多神社の南およそ200mに鎮座し、太安万侶を祀っています。鎮座地の字から「木ノ下社」とも称される神社で、式内社・小社神命神社に比定されている古社。拝殿などはなく立派な祠だけの境内には、「古事記」編纂1300年の記念碑が建てられています。

御由緒を以下に引用します。

多座彌志理都比古神社の摂社で、享保21年(1736)「大和志」十市郡新廟の項に「小杜神命神社 在二多社東南一今称二木下社一伝云祭二安万呂」と比定され、延長5年(927)成立の延喜式神名帳に記載された古社である。神名帳十市郡大社の四皇子神の一「小杜神命神社」とされ、「大和志」に俗に木下社と称す。
 多神社注進状に「樹森神社瓊玉戈神命」とみえる。
 明治44年(1911)古事記撰上二千百年祭が執行。
 昭和15年(1940)皇紀二千六百年祭に境内整備。
 現在、学問の神様として崇敬されている。

住宅街に接していてなお鬱蒼と生い茂る樹木の中にある姿は、古く「樹森神社」と表記された昔が偲ばれます。学問の神である一方で、“コモリ”の読みが“子守り”へとつながり、安産信仰も育みました。

磯城郡田原本町大字多272
0744-33-2155(多神社)
近鉄橿原線笠縫駅より徒歩20分


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