河俣神社(かわまたじんじゃ)は、延喜式神名帳に記されている高市御県坐鴨事代主(たけちのみあがたにますかもことしろぬし)神社とされています。
高市社(たけちしゃ)に祀られる事代主神(ことしろぬしのかみ)と生霊神(いくみたまのかみ)の2柱が、高市県主許梅(たけちのあがたぬしこめ)に神がかりして、「神日本磐余彦天皇の陵に、馬及び種々の兵器を奉れ。そうすれば大海人皇子(後の天武天皇)を守護する」と神託しました。
この霊験により大海人皇子の即位後、高市御縣坐鴨事代主神に史上初となる神位が授けられました。
主祭神
鴨八重事代主神
万葉集にも当社のことを詠んだ歌があります。
真鳥住む卯名手の社の管の根を衣に書きつけ着せむ子もがも
思はぬを思ふといはば真鳥住む卯名手の社の 神し知らさむ
ちなみに、住吉大社から畝傍山の埴土を取りにくる行事に際し、当社で装束を整えたことから装束の宮とも呼ばれていました。
橿原市雲梯町(うなてちょう)689
0744-22-4960(畝火山口神社)
近鉄大阪線坊城(ぼうじょう)駅より徒歩20分
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