初代神武天皇が即位した場所は橿原神宮ではなくここでなないか、という説があります。
1736年(亨保21年)の『大和誌』には「橿原神宮は柏原村にあり」と記されています。また、本居宣長が1772年(明和9年)に奈良を旅行した際の「菅笠(すががさ)日記」では、「畝傍村の近くに柏原という地名はなく、一里あまり南西にその名のついた村がある」と、里人から聞いたと記されています。
南へ1分ほど歩いて行くと、神武天皇の前后・吾平津媛(あひらつひめ)を祀る嗛間(ほほま)神社があります。小さな神社で気をつけていないと見過ごしてしまいそうとのことですが、即位の地といわれる所以の一つかもしれません。
また、北西方向には標高143mの本馬山があります。山というより丘といったほうがピッタリの山ですが、国見伝説が残る嗛間丘(ホホマの丘)ではないかともいわれています。「ほほま」と「ほんま」、なんとなく似ていますね。
ご祭神
神日本磐余彦尊
御所(ごせ)市柏原246
0745-62-3346(御所市観光協会)
JR和歌山線御所駅・近鉄御所線近鉄御所駅からバス15分「群界橋」バス停下車
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