宝来山古墳は、宮内庁により第11代垂仁天皇の陵墓に定められている前方後円墳。古墳時代前期4世紀後半頃に作られたといわれています。前方部を南方に向けて墳丘は3段築成。墳丘の長さは227メートルで、全国で第20位の規模になります。(240メートルという説もあります)
日本書紀の垂仁天皇記には、垂仁天皇は海の彼方の常世の国に田道間守(たじまもり)を派遣し、不老不死の果実である非時香菓(ときじくのかくのこのみ)を探させました。
田道間守が帰国した時垂仁天皇はすでになくなった後でした。それを知った田道間守は嘆き悲しんで天皇の陵で自殺したといいます。古墳の壕(ほり)には田道間守の墓と伝わる小島があります。
奈良市尼ヶ辻(あまがつじ)西町
0744-22-3338(宮内庁書陵部畝傍陵墓監区事務所)
近鉄橿原線尼ヶ辻駅より徒歩5分
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