藤原宮跡(ふじわらのみやあと)

藤原宮大極殿跡

藤原宮は694年(持統8年)から710年(和銅3年)までの16年間、都城制を敷いた初めての都で、平城京に遷都されるまで日本の首都となりました。

史料では持統天皇4年(690年)に着工し、4年後に飛鳥浄御原宮から宮を遷した、としていますが、近年の研究では天武天皇5年(676年)から工事は始まり、遷都から10年経った704年に完成したとされます。さらにその規模がのちの平城京や平安京よりも大きな都であることがわかってきました。

それまでは天皇ごと、あるいは一代の天皇に数度の遷宮が行われていた慣例から、41代持統天皇、42代文武天皇、43代元明天皇と、3代続けて使用された宮となったこと、都の中心に宮殿があったことが大きな特徴となっていました。

また、日本で初めて国家的儀式を行う「大極殿(だいごくでん)」が作られました。現在の藤原宮跡は大極殿基壇跡を残すだけで、この基壇跡の前は「史跡」として保存されている広大な更地が広がり、今でもその所々で発掘調査が断続的に行われています。

橿原市高殿町ほか
0744-21-1114(橿原市)
近鉄橿原線畝傍御陵前駅より徒歩30分


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