達磨寺(だるまじ)は、奈良県北葛城郡王寺町にある臨済宗南禅寺派の寺院で、厩戸皇子と達磨大師の出会いからはじまったといわれます。片岡山飢人伝説と呼ばれる伝承の概要を「達磨寺」のウェブサイトから引用します。
『日本書紀』によると、推古天皇21年(613年)12月、聖徳太子が道のほとりに伏せっていた飢人を見つけ、飲み物と食べ物、それに衣服を与えて助けましたが、飢人は亡くなりました。そのことを大いに悲しんだ聖徳太子は、飢人の墓をつくり、厚く葬りましたが、数日後に墓を確認してみると、埋葬したはずの飢人の遺体が消えてなくなっていました。
この飢人が、のちの達磨大師の化身と考えられるようになり、達磨寺は生まれました。
(引用終了)
本堂の下には今も達磨寺3号墳とよばれる古墳時代後期の円墳があり、厩戸皇子が飢人のためにつくったお墓、すなわち達磨大師の墓としています。鎌倉時代にその上にお堂が建てられて、本尊として聖徳太子像と達磨大師像が安置されました。
北葛城郡王寺町本町2-1-40
0745-31-2341
JR大和路線・近鉄生駒線王寺駅、近鉄田原本線新王寺駅よりバス約5分「張井」バス停下車
コメント