行燈山古墳(あんどんやまこふん)は「山辺道勾岡上陵(やまのべのみちのまがりのおかのうえのみささぎ)」として、宮内庁により第10代崇神天皇の陵墓に治定されています。古墳時代前期(4世紀前半)ころ作られたとされる前方後円墳。墳丘の長さが242mと、全国で第16位の規模になります。
書紀には「御肇國天皇(はつくにしらすすめらみこと)」とあり、天皇の支配が初めて全国に及んだことからそう呼ばれたとされています。
また、この古墳は大王の墓にふさわしく3基の陪塚があります。南アンド古墳(全長65m)、アンド山古墳(全長120m)、天神山古墳(103m)は全て前方後円墳で、地方では豪族クラスの規模を誇ります。
周濠に沿う緑が美しく、展望も良いことから、山の辺の道を歩く人達にとって、絶好の休憩場所として親しまれています。
天理市柳本町
0744-22-3338(宮内庁書陵部畝傍陵墓監区事務所)
JR万葉まほろば線柳本駅より徒歩10分
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