甘樫丘(あまかしのおか)は、当時権力を持っていた蘇我蝦夷と入鹿の父子が、宮門(みかど)とよばせた邸宅を築いたところと書記に記されています。2007年の発掘調査で、7世紀前半から中頃のものと見られる建物跡や石垣を発見したと発表され、書紀の記述と一致すると話題になりました。
比較的登りやすい緩やかな丘は、飛鳥歴史公園甘樫丘地区として整備され、頂上には明日香村や大和三山が一望できる展望台があります。また、全長2.3kmの万葉の植物園路では、『万葉集』などの古典に登場する40種の植物名当てクイズを楽しみながら歩くことができます。
※大和三山とは、天香久山(あまのかぐやま、あめのかぐやま、152m)、畝傍山(うねびやま、199m)、耳成山(みみなしやま、140m)です。
高市郡明日香村大字豊浦
0744-54-2441(一般社団法人 公園財団 飛鳥管理センター)
近鉄橿原線・南大阪線橿原神宮前駅よりバス約10分「甘樫丘」バス停下車
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