阿陀比売神社 (あだひめじんじゃ)

阿陀比売神社

神日本磐余彦尊(かむやまといわれびこ)は奈良盆地に侵攻する前に、吉野や阿田(五条市阿田)など奈良県南東部を訪れています。吉野の井光(ゐひか)・吉野の国晒(くず)・五條の阿太(あた)を味方につけました。

吉野を見ていた神日本磐余彦尊は、吉野川の川下で割った竹を編んで作った筒を流れの中に入れて魚をとっている人に出会いました。「お前は誰か」と尋ねると男は「私はこの土地の神で贄持之子(ニエモツノコ)です」と答えました。この国つ神は、阿陀(奈良県五条市周辺)の鵜飼いの先祖であると、書記に記されています。

阿陀比売神社は延喜式神名帳に記されている古社です。祭神の阿陀比売命は神阿多都比売、または木花佐久夜姫命といい、皇室の祖先の母親とされています。九州から移住した阿多(あた)隼人の住んだところという説もあります。

主祭神
阿陀比売命(木花開耶比売命)
火火出見命(ほほでみのみこと)

合祀神
火須芹命(ほすせりのみこと)
火照命(ほでりのみこと)

五條市原町24
0747-22-4001(五條市)
近鉄吉野線大阿太駅より徒歩50分


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